大台町 龍頭山(676m) 2013年12月31日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 7:10 登山口−−8:48 龍頭山−−9:46 登山口

場所三重県多紀郡大台町
年月日2013年12月31日
天候
山行種類プチバリエーション
交通手段マイカー
駐車場登山口付近の路側に駐車
登山道の有無昔はあったが今は廃道状態
籔の有無低木の照葉樹が少しある
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント最も顕著な西尾根から取り付こうとしたら登山口標識があってびっくりしたが現実は廃道状態。標識だけがよく残っている。道はかなり薄いが藪がある区間は僅かなので尾根を外さないよう歩けば問題なし




西尾根末端 階段に登山口案内あり
141.3m三角点 いきなり道が無い!
水路に出た。この先も道無し 水路最上部は砂防ダム
m
西尾根を登り続ける シダ籔が一番濃くてこのレベル
標識登場 砂防ダム南側の尾根に登山道があったらしい
道ははっきりしないが籔無し 標高450m付近。低木の籔
530m付近の2重山稜。道は北側にあるようだが薄い まだ登る
山頂直下 竜頭山山頂

登ってきたのは島谷から 江戸時代の石碑
熊野で見慣れた山頂標識 AOKIさん標識
AOKIさん標識 これで山頂標識は全部
下山は旧登山道を下り砂防ダム手前で道が消える 尾根末端の石垣
砂防ダムの水路に出た 車道を歩く
車道分岐。ここから登るのがよい


 この日は仙千代ヶ峰に登ろうと計画していたが、直前の降雪で道路は凍結、山はそれなりの積雪となった。もしかしたら問題ないレベルかもしれないが、まずはもう少し手前の山で状況確認をするのが得策だろうと判断し、大台町の龍頭山を目指した。登山道があるか知らないが、登るなら最も顕著な西尾根だろうと決めていた。北向きの尾根では雪が深い可能性があることも考慮してのことだ。

 当日朝、西尾根末端付近の路面はカチカチに凍結していて運転は注意が必要だった。意外にも尾根末端には「龍頭山登山口」の案内標識有。これは予想外の展開だ。もちろん道があるに越したことはないので大歓迎だ。登山口の少し北側の空家らしき家の道路を挟んだ反対側に駐車して出発。道路が雪で凍結するくらいなので山の上の積雪量の予想が付かない。念のためロングスパッツに6本爪軽アイゼンをザックに入れ、まだ防水効果が高い新しい登山靴で出発。

 登山口の階段を上がって植林に出るといきなり道が無い! なんだ、廃道か? でも尾根を上がればいいので適当に杉植林を上がると尾根を横切る水路に出る。この上にも道は見当たらない。水路に沿って左右にずれてみても案内標識は無い。やはり廃道化しているようだ。当初計画どおり素直に西尾根を登ろう。

 杉植林の開けた斜面を急登、再び尾根に乗って高度を上げる。しかしここは以前の道の跡は見られない。ただし藪は無いので問題なく登れるが。もう完全に廃道化しているのか、それとも昔の登山道は尾根上ではなく北を巻いているとかしているのだろうか。

 やがて標高310mで右から尾根が合流、すると登山道の標識が登場し道も登場。合流した側の尾根上に登山道があったようだ。ということは、あの水路が出てきたところで旧登山道は尾根を登らずに南に巻いて別の尾根に乗ったと言うことになる。

 この後は旧登山道を歩くことになるが、最近は使われていないのは明らかで道が薄い。場所によっては低い照葉樹の藪がはびこる場所もあったがそれは短区間で、ほとんどの場所は藪がなく歩きやすいままだった。ただしどこも道型は薄い。ところどころに立っている案内看板だけが妙に立派なままだった。

 雪が出てくるかと思ったがどこまで上がってもほとんど雪が無い。北斜面には雪が残っているが尾根上や南斜面は皆無だった。あの下界の雪が嘘のようだ。たぶん雪は立ち木の葉の上に積もって地面には落ちてこなかったのだろう。

 標高510mでは2重山稜となり南側の尾根を直進。しかし旧登山道は北側の尾根にあったようで途中で出てきた案内標識は北側の尾根を向いていた。ただし道は薄く見ても他の地面と区別が付かなかった。下山は北側の尾根を歩いたが標識は2か所あったが道は判別不能状態だった。籔が無いのでどこでも歩ける。

 さらに登って傾斜が緩むと山頂。樹林に覆われ展望無し。意外にも石碑が立っていて昔から地元の人が信仰のために登っていたようだ。石碑には「龍燈山」の文字が含まれていて、今とは漢字表記が異なっていたようだ。山頂から北に伸びる尾根にも「ハカセ谷」の案内標識があったが、たぶんここも廃道状態だろう。

 帰りは基本的に往路を戻ったが、最後は旧登山道を辿ってみた。西尾根から南西に分岐する尾根に乗り、しばらくはそれなりの道だったが下りの傾斜がきつくなると道があやふやになってしまう。右手に砂防ダムを見ながら下り、最後は砂防ダムに続く車道へ。この付近には案内標識も登山道も見られない。たぶん砂防ダム建設に伴い、昔の道は削られて消えてしまったのだろう。結局は往路/帰路のどちらの尾根を登っても大差なしだった。

 

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